沖縄に来る前に、
私の子供の頃の話をする時、決まって実家の母は『自分は子育てをしてこなかったなぁ』と呟いていた。
そんな時私は、そばで気にかけてくれる母が居てくれただけで嬉しいよーと
そんな感じの事を伝えていた気がする。
確かに、両親共、朝から夜まで働いていて、幼い私は祖母と一緒に近所へ行き、そこで1人遊びしていた。
両親と遊んだ記憶が無い❗️
大人と一緒に遊ぶを、した事がなかったように思う。
両親との関わりがだいぶ無かった幼少期だったのだ。
その為、私は『嬉しい』の感情表現が下手なのだ。嬉しいを知らない、とも言える。。。。とモコさんに教えて頂いた。
どんなに祖母が、私の面倒を見てくれても、
どんなに叔母さんが、私を可愛がってくれても、
両親との関わりが少ないのは致命的だ。両親との関わりの中で、感情が育っていくのだ。
我慢や耐える事は、しっかり教わって来た。 きっと、両親も私と同じように育てられて来たのだろう。だから、関わり方を知らないのだ。
本当は、両親と遊びたかった。
本当は、夏休みに家族旅行がしたかった。
本当は、両親にもっと甘えたかった。
今の私は『愛着障害』だ。
それが腑に落とせたら、自然と涙が溢れて来た。と同時に、自分の子育てはどうだったか？と思い返していた。
子供達の感情を育てる、なんて意識して接して来なかったなぁ。
もっと早く、子育て真っ最中に知りたかったなぁ。
でもね、私まだ生きているから伝える事が出来る。
食後の片付けが、少し遅れても良いじゃない、もっと子供達との時間を楽しもう。
少しぐらい洗濯物が溜まっていても良いじゃない、子供達の話を聞こうよ。
素直な感情表現は、自然に育つものでは無いのだ。両親と共に育まれていくんだね。
